その他・特殊工事
芳樹園では、花と緑の総合専門店だからできる特殊な工事も行っております。
- 斜面へ種子吹き付け
- 特殊車両を使用し植物の種と土を混入した液を斜面へ吹き付けます。植生による法面保護工の1つで、圧縮空気により法面に吹付ける工法です。
吹付後、種子が発芽、生育し、法面の表面を植物植物の根によって崩れないように保護します。
- 今回、吹き付けた種子は、トールフェスク、バミューダグラス、メイドハギ、ケンタッキーブルーグラスの4種類です。液が青色なのは、満遍なく吹き付けられているか確認するためにあえて着色しています。青色は3日も経てば透明になります。
- こも巻き
- 南九州産のソテツは霜や積雪で葉が傷むため、冬は防寒対策として稲わらをシート状にした「こも」でくるみ、霜や寒風から守ります。最近では少なくなりましたが、正月前の風物詩の1つです。3月中旬に取り外します 。
- 巨樹
- 折れてしまった太い枝を切り落とし、まずは超音波による樹木内部の空洞化を診断し、樹木の転倒の危険性を調査しました。
- 樹高は15mを超えるため、最大27m伸びる高所作業車を使っての作業です。
- 大きな腐食穴が12ヶ所もあったので、まずは腐食部を取り除きました。穴の中は雨水が溜まり侵食され、樹肌が堆肥と化していました。
- 病患部を削り取った後の傷口に特殊な薬を塗ります。この薬は、耐雨性の安定した殺菌保護皮膜を速やかに形成するとともに、木質部の亀裂、雨水や雑菌の進入を防ぎ、新しいカルス(ゆ合組織)の形成を著しく促進し、病害の感染を防ぐ効果があります。
- 写真は落葉していますが、葉が覆い茂ると枝葉が風を受けて太い枝の根元にかなりの負担がかかります。その負担を軽くしてあげるために支柱を設置(予定)します。
明治25年に、この地に植えられた栴檀(センダン)の木。目の前には保育園があり、大きなセンダンの枝葉が夏場には日陰をつくり園児たちの憩いの場となっています。
これからも永く愛され続けてほしいものです。